マトリックスの評価と映画の流れ

『マトリックス』は1999年のアメリカのSF映画。

マトリックスはジャパニメーションの影響を大きく受けていて、香港映画のカンフーアクションやワイヤーアクション、複数台のカメラで囲って撮影するバレットタイムと言われる技法などのVFXを融合した映像表現は「驚異の映像革命」と呼ばれ話題となった。

1作目の『マトリックス』の大ヒットを受けて、2作目として2003年に『マトリックス リローデッド』が公開され、同2003年に3作目『マトリックス レボリューションズ』が公開されました。その後、さらに続編として『マトリックス レザレクションズ』も公開され、マトリックスシリーズは全4部作となりました。



トーマス・A・アンダーソン(キアヌ・リーブス)は世界でトップクラスの大手ソフトウェア会社にプログラマとして勤務していた。

しかし、トーマスにはあらゆるコンピューター犯罪を巻き起こす天才ハッカー「ネオ」というもうひとつの裏の顔を持っていた。

ハッカーとしての裏の顔を持ちながらも平凡な日々を送っていたトーマスだが、最近「起きているのに夢を見ている」ような違和感に悩まされていた。

そんな彼のもとに「起きろ、ネオ」「マトリックスが見ている」「白ウサギについて行け」という不可解なメッセージが送られてきた。

その言葉に従うと、トーマスはトリニティという女性とモーフィアスという男性に出会った。
そこでトリニティとモーフィアスから「トーマスが生きてきた世界は人工知能が作り出した仮想現実で、実際の世界は荒れ果てている」ということを告げられます。

映画の中では、ロボットが自意識を持ち、人間との間に対立が生じ、最終的には彼らが人間を征服するという経緯が描かれています。

人間に追い詰められたロボットは、人間を支配してロボットのエネルギー源として使うという計画を立てます。

それは人間を培養槽のようなカプセルの中に閉じ込め、人間を仮想の現実の世界で生かすことによってロボットのエネルギー源とするものです。

その仮想世界は「マトリックス」と呼ばれ、トーマスが今まで生きてきた世界なのです。
トリニティとモーフィアスと出会い、トーマスは自分が仮想現実の世界に生きていた事を初めて知らされました。

現実世界でのトーマスはロボットが作った培養槽のようなカプセルの中に閉じ込められ、身動きもできない状態。

モーフィアスはネオを「選ばれし者」と信じていて、マトリックスの中で彼を探していました。モーフィアスは、ネオがマトリックスを打破し、人類を解放する者だと信じています。

トーマスもその期待に答えるべくロボット達と戦うことを選択し、仮想空間マトリックスでの動きや拳法などの戦闘技術を習得していく。

トーマスはハッカーとして名乗っていた名前「ネオ」と名乗り、人類の抵抗軍の一員として仮想空間マトリックスと現実を行き来するようになる。
人類がコンピュータの支配から逃れるためのネオの戦いが始まっていくのです。